2020年6月8日、レアル・マドリードの公式でナチョの負傷が報じられました。
右足大腿直筋の負傷
レアル・マドリード医療部門の複数検査を受け、「右足大腿直筋の負傷」と診断されています。
28歳までプロキャリアで怪我をしたことがなく鉄人と呼ばれていたナチョですが、2018年4月にキャリア初の負傷離脱をすると、その後は度々怪我に見舞われています。
今シーズンも昨年10月に右膝内側側副靭帯負傷により、2か月半の離脱を余儀なくされていました。
復帰時期はリーグ中盤か
スペインメディア「Marca」は今回の負傷による離脱期間は2~3週間、「As」では2週間になると報じています。
リーガは6/11に再開、7/19に閉幕される予定なのでリーガ再開後の中盤戦あたりには復帰できる見込みになります。
順調に回復すれば、6/24日に予定されているマジョルカ戦には間に合うかもしれません。
これから過密日程で試合を消化していかなければならないため、ローテンションでの起用が必要とされる状況でナチョの離脱は痛手となってしまいます。
ナチョの代わりはミリトンかルーカス・バスケスか
再開後のナチョは右サイドバックでカルバハルとローテンションで起用されると見られていました。
カルバハルの控えとして起用されていたオドリオソラが冬にバイエルン・ミュンヘンへレンタル移籍したことにより、カルバハルの他に本職の右サイドバックが不在となっているため、DFラインどこでもプレーできるナチョに白羽の矢が立った形となります。
ナチョの離脱により浮上するカルバハルの控え問題ですが、ミリトンもしくはルーカス・バスケスが右サイドバックに起用される可能性があります。
ミリトンは本職がセンターバックですが、リーガ中断直前のベティス戦で右サイドバックとして起用されていました。
またルーカス・バスケスに関しても、過去これまでのシーズンにおいて、右サイドバックの本職不在の際に起用されています。バスケスは本来サイドハーフ、ウイングの選手ですが、豊富な運動量と献身的な守備が持ち味の為、サイドバックとしても問題なくプレー可能です。
ミリトンやルーカス・バスケスを右サイドバックに起用する場合は、センターバックや右ウイングのローテーションにシワ寄せが行く可能性はあるかもしれません。
ナチョの順調な回復と、チームとして過密日程を乗り切る手腕に期待です。