今季マドリーから他クラブへレンタル中の若手選手の去就について、7/30にスペイン紙「Marca」がアンケートを実施しました。
来季どこでプレーすべきかについて、アンケート対象になったのは今季それぞれのクラブで活躍を見せたウーデゴール、セバージョス、久保の3名。
ファンアンケートの結果
ウーデゴールは来季どこでプレーするべきか?
レアル・マドリードへ戻す:32%
レアル・ソシエダへレンタル継続:41%
CL出場クラブへレンタル:24%
完全移籍で売却:3%
[投票数:6585票](7/31 14:00時点)
セバージョスは来季どこでプレーするべきか?
レアル・マドリードへ戻す:29%
アーセナルへレンタル継続:34%
完全移籍で売却:37%
[投票数:6503票](7/31 14:00時点)
久保建英は来季どこでプレーするべきか?
レアル・マドリードへ戻す:8%
他クラブへレンタル:89%
完全移籍で売却:3%
[投票数:6355票](7/31 14:00時点)
ファンの声からわかる各選手の期待度
レンタル先を区別せずに一覧にすると以下の通り。
マドリー復帰 | レンタル | 売却 | |
ウーデゴール | 32% | 65% | 3% |
セバージョス | 29% | 34% | 37% |
久保建英 | 8% | 89% | 3% |
個人的には非常に納得できる投票結果だと思います。
まず1つ目に注目したいのは「レアル・マドリードへ戻す」という項目で、ウーデゴール32%、セバージョス29%、久保8%という結果に。
即戦力という見方においてはウーデゴール、セバージョスが久保を上回っているということ。久保は欧州1部リーグで一年目ですし、年齢的にも数年単位での実績的にも当然の結果ではあります。
またEU圏外枠をミリトン、ヴィニシウス、ロドリゴが埋めているという状況まで考慮して、マドリー帰還を選択していないファンも少なくないかもしれません。(なおヴィニシウスは今夏スペイン国籍取得予定)
そして2つ目に注目したいのは「完全移籍で売却」という項目では、ウーデゴール3%、セバージョス37%、久保3%という結果であること。
終盤怪我に悩まされたもののリーグ中断前まで目覚ましい活躍を見せたウーデゴール、リーグ終盤に向けてチームの中心的な存在となっていったセバージョスと久保。3選手ともレンタル先で十分評価を得られたはず。
しかし、未来への期待が反映されるこの項目においては、セバージョスだけ売却容認される声が多くなっているようです。
これはセバージョスがマドリートップチームでプレーしていた2017-18、2018-19の2年間で、十分な活躍を見せられなかった結果によるものでしょう。
今季、特にリーグ再開後ではアーセナルで欠かせない存在となっているセバージョスですが、マドリディスタの期待に応えられなかった過去を覆すのは容易い事ではないです。
その一方でウーデゴールと久保はプレシーズンマッチ程度でマドリーのトップチームはほぼ未経験。(ウーデゴールに関しては2014-15にリーガ、2016-17にコパ1試合ずつ出場あり。)
だからこそ、今季のソシエダとマジョルカでの躍動を目にしたマドリディスタたちは、白いユニフォームを纏った彼らを期待してしまうのではないでしょうか。
もちろん今どのようなプレーをしていてチームが求めている存在かどうかが最も重要ですが、少なからず過去の印象は未来の期待度へ反映されているのかもしれません。