ここ数シーズン得点力不足に悩まされ続けているマドリー。
ASなどではクリスティアーノ・ロナウドの存在と絡めてゴール数の露骨な減少を嘆くような報道が飛んでいます。
そしてゴールマシーンの退団以降ゴール数が勝ち点を下回り続けているというデータも。
過去10年の勝ち点とゴール数の推移
Season | Points | Goals | G/P |
2009-10 | 96 | 102 | 1.06 |
2010-11 | 92 | 102 | 1.11 |
2011-12 | 100 | 121 | 1.21 |
2012-13 | 85 | 103 | 1.21 |
2013-14 | 87 | 104 | 1.20 |
2014-15 | 92 | 118 | 1.28 |
2015-16 | 90 | 110 | 1.22 |
2016-17 | 93 | 106 | 1.14 |
2017-18 | 76 | 94 | 1.24 |
2018-19 | 68 | 63 | 0.93 |
2019-20 | 87 | 70 | 0.80 |
2020-21※ | 10 | 6 | 0.60 |
※2020-21は第6節終了時点(内1試合未消化)
クリスティアーノが退団したのは2018年夏。
そして2018-19シーズンからゴール数が勝ち点を下回っています。
リーガでの1シーズン平均のチームゴール数を見ると、クリスティアーノ在籍時は107G/シーズンに対し、退団後は67G/シーズン。リーガだけで年間40ゴールも減少しています。まさにクリスティアーノがとっていたゴールが丸ごとなくなったようなもの。
またジダン一次政権の時の無得点試合は149試合中9試合(6%)。一方でジダン二次政権からは67試合中13試合(19%)もの試合で無得点を記録。
昨季のマドリーはMF、DFらのゴールを加えてFWの得点力不足を何とかカバーし、それであって失点を最小限に抑え1点差で競り勝つスタイルを確立。リーグ戦わずか70得点ながらタイトルを獲れたことは賞賛に値します。
しかしながら今シーズン第6節まで終えた現時点で相変わらずの得点力不足を露呈し、先日には昇格組カディスに酷いパフォーマンスで敗戦。
昨季のスタイルを貫き今シーズンも勝ち点を重ねることができるのか。あるいは得点力不足を打開する方法を見つけることができるのか。
レンタルバックのみの補強ゼロで迎えた今シーズンの試行錯誤はしばらく続きそうです。